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3月21日についに発表となったiPhoneSEですが、もう予約を済ませてしまった方もいることでしょう。しかし今回のiPhone SEは過去に発売されて散々な結果となったiPhone5cと同じような結果になるのではないかと、都内某家電量販店の店員は危惧しています。そう実は思っていたほど予約数が伸びていないことが原因なのですが、その心配を裏付ける市場調査結果をMMD研究所が公表しました。

1、iPhoneSEをどれだけの人が求めているか

MMD研究所では、iPhone SEの購入意欲について20歳から69歳までの約2000名に対して「iPhone SEを購入するか」の調査を実施しました。その結果は約2割の人が「iPhone SEを買う」もしくは「ややiPhone SEを買う」と回答しているのですが、それを超える約2.5割の方が「購入について悩んでいる」と答えています。MMD研究所の調査結果では、悩んでいる理由は展開されていませんが、実機を触って見ないとわからないといった理由で、悩まれている方は多くいられるのではないでしょうか。ベンチマーク的にはiPhone6sと同じ結果になっていますが、実際はiPhone6sとは全く同じではありません。3D Touchなどの一部の機能がない点や今まで4.7インチや5.5インチのiPhoneを使っていた方は、いきなり小さくなるため戸惑ってしまうのではないかなど、触って見ないとわからないといったところではないかと思います。

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2、Appleの戦力に落ち度はなかったのか？

今回発表のあったiPhone SEと言いiPad Proと言い、いったんは大型化したものの何らかの理由で再度小型化したものばかりでした。これはAppleとしても、市場調査を見誤ってしまったのではないでしょうか。iPhone SEはイベントの中でも4インチのiPhoneが2015年内に3000万台も売れていた説明、これだけ4インチサイズが好きな人がいるなら、再度スペックアップして登場させようということでiPhoneSEの登場となったようですが、そもそも2013年のiPhone6を4インチと5.5インチとか、市場の意見を取り入れつつ新しい製品を登場させれば、2016年初めに報じられたような「iPhone前年度の出荷台数を下回る」といったニュースには、ならなかったのではないでしょうか。

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iPad Proについては昨年発売されたばかりです。にも関わらず新製品を出すということは、12.9インチのiPad Proが売れていなかったことを裏付けする結果となったのではないでしょうか。

3、Apple製品に魅力がなくなったという声も

故スティーブ・ジョブズが出すiPhoneは、斬新でユーザを驚かせるものを次々と登場させるすごい人物だと思いました。しかしティム・クックはどうでしょうか。市場の声を聞き入れて発売したといえば聞こえは良いでしょうが、別角度から見てみると「戦略の失敗」と取られても仕方がない結果と言えます。ただ市場に出ているAndroidスマートフォンや、タブレット端末でも液晶ディスプレイサイズが違うものが併売されている現状を見ると「数売れば良し」という、ティム・クックの戦略が見えてしまうような気がします。しかしながらiPhone7では起死回生するとの声もありますが…

>>iPhone7でも4インチは継続？SEの反響次第か

ただiPhoneSEもiPad Proも新しいラインナップとして、Appleを盛り上げてくれることは間違いないと思いますので、これからの販売状況に注目していきましょう。